2017年3月9日木曜日

『カーレン・ブリクセンをめぐって』⑥






『カーレン・ブリクセンをめぐって』⑤






『カーレン・ブリクセンをめぐって』④







『カーレン・ブリクセンをめぐって』③







『カーレン・ブリクセンをめぐって』②







『カーレン・ブリクセンをめぐって』①

今回から6回連続で、当ブログは本のページの再録で占められることになる。
タイトルは『カーレン・ブリクセンをめぐって』。

これはカーレン・ブリクセン『アフリカ農場--アウト・オブ・アフリカ』(渡辺洋美訳・筑摩書房・1992)の巻末の解説として書いたものである。

上記の本の前身は1983年に工作舎から刊行されたカーレン・ブリクセン『アフリカ農場』。ただし、こちらの訳は当時の事情により、原書の2割を削ぎ落とした形にせねばならなかった。その短縮版訳書の解説として、わたしはブリクセンというデンマークの物語作者の全体像を描いてみた。タイトルを『カーレン・ブリクセンをめぐって--大気性の物語作者』としたところに、あの頃の自分の読書跡が透けて見えるようで、今となっては気恥ずかしい。

のちに筑摩書房(筑摩叢書)版で原書を全訳することが叶い、それを機に「解説」もあらためて書き直した。

それが以下のとおり、画像変換したページ群である。

ブログの機能を利用して、一度に全ページ載せることも可能のようだが、そうなると、これまで続けてきた流儀から大きく逸脱することになる。そこで、ブログごとに数ページずつ、縦並びに出てくるようにした。